2015年08月19日

こんな大事な時に

引越し荷物を出すまで一週間。
ぼちぼちやっていましたが、この一番大事な時に体調を崩してほぼ4日ほど使い物にならない日々が続いています。
特に無理はしていないのにこういうことになるって、やっぱり落ち着いてないからな。
焦るだけでは何も事は進まないってことは昔から(試験前とか…古いですね)骨身にしみているのにね。
ちょっと気分を変えて俳句の話。
先日友人が直木賞受賞作の「流」を送ってくれました。
久々に骨のある小説を読んで大満足でしたが、送ってくれたのはこれだけではなかったのです。
hon.jpg
「芸人と俳人」
今をときめく又吉直樹が俳人堀本祐樹のもとで定型句を勉強して句会に臨むまでが書かれています。
課題をひとつずつクリアしていく形なので、俳句の入門書の形になっています。
堀本氏のわかりやすい解説に又吉さんが打てば響くように応えていきます。
芸人が芥川賞受賞ということで脚光を浴びていますが、ずっと以前から又吉さんは太宰治が好きで、大変な読書家だそう。
毎年太宰ナイトというライブをやっているらしいですね。
書くべくして書いたということでしょう。
そして、俳句もいつからかは定かではありませんが、自由律俳句を詠んでいます。
それで定型句を学ぶという企画に繋がったのでしょうね。
言葉に対する感受性や読みが深いので、堀本氏もさぞ教え甲斐があったことと思います。
この本は俳句を始めたばかりの人には素晴らしいテキストになりそう。
入口辺りでウロウロしている私なんてへぇ〜ということが沢山!
俳句は詠むだけでなく読むことが重要で、セットになっていると言っても過言ではないかも。
又吉さんの俳句の読み方はただものじゃない(ほめ過ぎ)って感じでした。
句会の楽しさは選句の苦しみの上にあります。
これを読めば俳句をしたくなる人が増えそうな気がします。
この本も売れそう(笑)
余談ですが、西加奈子の「炎上する君」「サラバ」の帯を書いているのが又吉さんなんですが、
西さんはずっと前から又吉さんの文学的才能に気づいていたみたいですね。
西さんも又吉さんの受賞はとても嬉しかったことでしょう。

posted by strauss at 23:22| モスクワ ☀| Comment(0) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月12日

築地へ

しばらくお休みしていた句会。
今年初は築地で吟行でした。

集合は築地本願寺。
そこから波除神社へ。
場外市場辺りを歩きながら句会の会場へ。
ちょっとしたアクシデントがあって、そこで時間を費やしてしまい、考えるゆとりもなく……。

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築地は埋め立て地。
こちらが波除神社です。

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茅輪は大晦日に行われた大祓式から設けられているようです。
郷里の実家の近くにある神社では秋のお祭りだったでしょうか。その時の輪くぐりを懐かしく思い出しました。

母の分も一つくぐる茅輪(ちのわ)かな  一茶


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境内には弁財天社にお歯黒獅子

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獅子殿に厄除天井大獅子の巨大なお顔が。
ちょうど向き合って雌と雄が対の形になっている。

獅子神は海を鎮めて初昔

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こちらには塚。
玉子塚は面白いですよね。
場所柄、海老塚、活魚塚、鮟鱇塚、など魚介の塚が並んでいます。

社には活魚供養の塚のあり

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お昼は、もちろんお寿司。その名も「七福」

七福を寿司にて食す年初 



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2010年10月06日

芭蕉の句

柳川彰治編著
「松尾芭蕉この一句」
現役俳人(312人)の投票による上位157作品

先ずは読者に上位20位の予想を薦めます。
自分が好きな句ではなく、投票結果の予想です。
そこで芭蕉の句を書き出してみたのですが、
20句にも届かず、唖然としました。
何の勉強もしないで飛び込んだ私ですから、唖然とすることもなかったのですが、松尾芭蕉の俳句を20くらいは知っておかなければ恥ずかしいと思うに至りました。
どちらにせよ、予想はこの私でも知っている句を上位に置きました。それだけ現代に語り継がれている良さがあると思ったからです。

投票の応募要項
1)芭蕉の作品の中で最も好きな作品を一句だけあげて下さい。
2)1以外の作品の中で、好きな作品を最多十句まであげてください。(集計の際全て同列)
3)以下は自由参加。1と2であげた作品のうち、最多三作品まで、鑑賞文を寄せて下さい。
というもの。
集計と順位について。
この一句を3点、次点十句を1点として集計、合計得点が多い方を上位とした。同点の場合は合計投票数が多い方を上位とした。
投票があった芭蕉作品は全部で347作品。
その内、得点が5点以上の108作品全部と、
得点が4点以下の内、応募者から寄せられ選出された鑑賞文がある49作品の計157作品を順位が下の方から掲載している。

結果
20 あかあかと日はつれなくも秋の風
19 野ざらしを心に風のしむ身かな
18 行く春や鳥啼き魚の目は泪
17 この秋は何で年寄る雲に鳥
16 菊の香や奈良には古き仏たち
15 さまざまの事思い出す桜かな
14 行く春を近江の人と惜しみける
13 古池や蛙飛び込む水の音
12 象潟や雨に西施が合歓の花
11 面白うてやがて悲しき鵜舟かな
10 秋深き隣は何をする人ぞ
9 五月雨の降り残してや光堂
8 石山の石より白し秋の風
7 この道や行く人なしに秋の暮
6 海暮れて鴨の声ほのかに白し
5 五月雨を集めて早し最上川
4 旅に病んで夢は枯野をかけ廻る
3 夏草や兵どもが夢の跡
2 閑さや岩にしみ入る蝉の声
1 荒海や佐渡に横たう天の河

私の予想は2位だけが当りました。
20位から14位までの句は芭蕉の句と認識もしておらず、初めて目にする句もありました。
選出された鑑賞文と共に芭蕉俳句を読み、様々な鑑賞の仕方もあるものだと、自分の読み方の浅さを反省したりしました。

私の思い入れのあった
「夏来てもただ一つ葉の一葉かな」の句は、
次点十句で一点を得点するのみでした。
良い機会なので、好きな句をできるだけ書きとめ記憶にとどめようと思います。

 

posted by strauss at 13:26| Comment(8) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月28日

八月句会

昨夜は句会。
あまりに暑いので、秋はなかなか詠む気になれず。
互選で最高点を頂いたのが、

一条の航跡清か群青忌

これはずいぶん悩んで出句しました。
何故ならもちろん忌を読むのは難しいことと、
群青忌と海はあまりにもマッチしすぎ。
この句の最初の形は
「人刷けの航跡白き群青忌」

実は瀬戸内国際芸術祭で島巡りをしたおりに、毎晩ご一緒したsalalaさんとそれぞれ句を披露し、互選までしました。
いい機会だったので、それを50句にまとめたのです。
その中の一句がこれで、
「白と青が言いすぎではないか」と指摘され、推敲の末前出の句に落ち着きました。
先生の言葉は、
「とてもうまい。でも、群青忌を季題として詠めと言われた時ならいいが、これでは当たり前すぎる」
とのことでした。
群青忌とは秋桜子忌です。
結社によってはNGにもなりますから、扱いが難しいのでしょう。
でもそこはほら、まだまだ初心者の私なら今なら挑戦してもいいかと。
でも内心はこわごわでした。先生の反応が。
やっぱり先生にはとってもらえませんでしたが、
(特に厳しいでしょうね、当然)
一応取り上げて褒めて頂いたので、まずはほっとしたところです。

互選では点が入りませんでしたが、
先生がとって下さって「皆さんどうしてこれを取らないの」と言われたのが、

上下巻帯をはづして法師蝉

他に夏の句で点を頂いたのが、

汗ふけば鳶ゆうゆうと風にのる

秋の句では、

天を指す平和の像や秋に入る

全く点が入らなかったのが、

風もらひ新涼シャツのうちに入る

これは、今ひとつ主語が曖昧かな〜動詞が二つだしな〜と思いつつ、時間切れでした。

来月にはもっとしっとり秋が詠めるでしょうか。
もうすぐ「おわら風の盆」
当たり前すぎると言われないように、独自の視点を探ります。









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2010年05月28日

今夜は句会

良い季節でもあり、
句展で盛り上がった所でひとつ頑張って!
なんて思っていたのも数日だけ。

今夜の私の投句

鯉寄らぬ 端に惚けた 鷺白き

道行の 木立分け入り 落とし文

カーテンに 新緑の透く 新居かな

新緑や 光を編みて 閃かす

ワルツ舞う ドレスのごとし 薔薇開く

上の二句は点が入りませんでした。
下の三句には入りましたが、三句とも先生から弱い部分を指摘されました。

「カーテン…」の句
上五のカーテンがいけないとのこと。
カーテンでなければ教科書に載るわよ、とこれは慰めでしょう。
実際はカーテンでも、窓を使うとか何か考えなさいとのことでした。
「南窓」っていうのはどうでしょうかと、帰宅途中一緒にいた先輩の方に訊いてみました。
「そうねぇ、光が入ってる感じだから南かなぁ」と。
もう少し考えてみます。

「新緑や…」
こちらは下五。
私は主張しない言葉を持ってきたくて、考えた末に「ひらめかす」を使ったのですが、
もっと大げさにした方が良いとのご指摘。
考えましょう。

「ワルツ舞う…」
これは中七。
私も推敲不足は気付いていました。
「ドレスのごとし」は説明しすぎ。
「紅いドレスや」のように色を持ってきたらどうかとの助言。
ああ、確かに。
なんで気付かなかったんだろう。


こういう結果でした〜
勉強、勉強。



ipad
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2010年04月29日

俳句展終了

句展が終わりました。
最終日はとてもいい天気で良かったです。
私は当番ではなかったのでお昼過ぎに会場へ。
いない間に職場の友人たちが来てくれたようでした。
有り難いことです。
さて、今回私が出した句は、

風も陽も人も笑ひし卯月かな

覚つかず一花の夢の春深し

の二句でした。
昨日来て下さった方に言われました。
句展は各々が趣向を凝らした作品で楽しいけれど、
崩し字に読めない句もあり、ネームの横にでも書いてくれたら助かると。
書道展なら字体を観て楽しみ、意味がわからずとも納得がいく部分がありますが、
俳句展で俳句がわからないのはどうなのか。
確かに、書をやっている方にしか通じないというのは、単純に俳句を楽しみたいと思われている方は隔靴掻痒の感じを持たれるかも。
結局作品全体の雰囲気をみるだけ、つまりアート感覚で捉えることになってしまう気もしますね。
私は最初、文字を明朝の印刷にしていましたが、会の先輩に下手でも自筆にしなさいと言われ、
恥を忍んで途中から自筆に差し替えました。
変わり映えはしませんでしたが、私の句であるという気持ちは主張できたかもしれません。
句がちゃんと読めればいいと思っていたのですが、
やはりそうでもないようです。
今回は初めての経験。これから色々学んでいきたいと思っています。


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2010年04月23日

陽春俳句展開催

今日から俳句展が始まりました。
都庁南展望台にて
4月23日〜29日
時間は9時半〜17時
26日は23時まで
最終日は14時までとなっています。
お天気が良ければ展望台からの眺めは最高です。
展望台にはなかなかいいカフェもあります。軽食、ケーキセットなど充実してます。
平日は職員食堂で美味しいランチも!(あくまで職員の方の食堂ですのでゆっくりはできませんが)

本日は、陽春というには肌寒い一日でした。お出かけ下さった皆様に御礼申し上げます。
急きょ予定が変わり、今日は一日会場にいました。
明日も28日も終日います。
作品は、正統派の書も額から掛け軸、他に写真など多彩で、きっと楽しんで頂けると思います。
お待ちしてま〜す♪
初日風景をアップしました〜


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2010年03月03日

俳句の時間

先週の金曜日は句会の日。
その日は前日から寒さが緩んでいましたが、投句はまだ冬の気配が強く残っています。
季語は季節の先取りになる傾向があり、季節の変わり目は言わずもがな。
暦では季節が移っていても、実感としてはなかなか捉えられないことも多いですよね。
先生は実感句としていいのではないかと仰っていましたが、
今回の最高点句
「ランナーの息もうもうと枯木立」
まさに冬ど真ん中といった趣でした。

私の選句は以下の五句
ボート伏す弁慶橋や水温む
手鏡の少年細し淡き春
底知れぬ夜の深さや枯木星
焼蛤一点集中家族の目
おしゃべりも少し控え目花巡り

私は五句、
前出の最高点句と二点、一点それぞれ頂いたのと、
全然点が入らないもの二句という結果でした。
全体的に選句が見事にばらけ、一点句がほとんどとなりました。
今日は暖かな昼下がり、春風を季語に数句作ってみました。
次回の句会で。


つい先日、送って下さる人あって手にした俳句の本。
岩波新書です。
はまりました。
とにかく面白い。
私は何も知らず飛び込んだので、この手の本は一切未読です。
もちろん作り方なども読んでないし、
俳壇の歴史も知りません。
無知で恥ずかしいばかりなのですが、
何事においても感覚から入る私としては習うより慣れろから始まるのが性に合っているのではないかと。
いざ始めて、入り口でうろうろするこの頃、この新書は霧が晴れるような思いをもたらしてくれました。
それは句作だけに留まりません。
何より楽しさを感じ取りました。
数冊を夢中で読了し、今また改めてじっくり向き合っている所です。
感想はまた改めて、次回の俳句の時間で。


posted by strauss at 13:41| Comment(0) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月01日

俳句の時間

今回は恥ずかしながら勉強中の私の句を中心に。
先生から指摘されたことなど。

娘(こ)を送り夫婦無言(しじま)の長き夜

あまりに当たり前、わかりすぎる。
無言の夜を引きたてる他の言葉はないか、考える余地あり。
ただ、久しぶりにシカゴから帰ってきた娘を見送った夜の呆然とした様子、と後でお話したら、「ああ、それじゃぁね」と納得されました。
でも確かに当たり前すぎるのは面白みがないですね。

急ぐ我猫笑ひけり秋うらら

こちらも「急ぐ我」に再考の余地ありと。
急いでいるのは我で当たり前。
「つまずきを」としたらとの先輩の助言。
実際につまずいていなくても気持ちはつまずくくらい急いでいるし、
この情景は通勤の朝、早足で歩く道にのんびりゆったり寝そべっている猫がいて、一度くらいはつまずいたことがあるかも。
何をそんなに急ぐのかと、きっと笑っているんだろうと思い句にしました。

微光満つ終の住処や熟し柿

これもまた、熟し柿があまりにもハマりすぎる。
これは実家の様子を思い描いたものです。
「小鳥くる」「つばめ去る」などもいいかもしれないとのこと。
結局「秋薔薇(あきそうび)」がいいのではないかということになりました。
母は薔薇を育てていい花を咲かせていたこともあります。確かにこの方がずっとすっきりした印象。

息留めて眉を描(か)きたり神無月

これは先生神無月という季語がとてもいいとのこと。
他の季節にはない一瞬を切り取った良い光景と言って頂きました。


俳句といえど、文芸ですから創らなければいけないという先生の言葉は説得力がありました。
この日は(先週金曜日)参加者が少なくじっくり先生の話が聞けて、とても有意義な時間を過ごしました。

ところで土、日一泊で湯河原に行ってきました。
どこか近場で、温泉で、気軽に行ける所があればと家族で相談がまとまった結果、お隣り神奈川県の湯河原に決まりました。
と言っても川一本隔てた向こうは熱海市。
東海道線で90分ですから近いと言えば近い。
初めてでしたが、こんなにいい町とは!
緩やかに上っていく坂道はずっと藤木川に沿って伸びています。
もっともっと登れば箱根。
海の近くの町なのに山の中腹といった趣の温泉町です。
川の流れの音がどこでも聴こえ、
川沿いに散策しているといくつも滝に出合いました。
宿にほど近いところに万葉公園という、これまた散策に心地良い自然公園があり、ここにある文学の小径では文人、俳人の多くの句を見ることができます。
写真はこちら
湯河原では散策が主でしたが、今朝は町立美術館を訪れ、平松礼二画伯の絵を堪能してきました。
十三夜の翌日の月が美しく見えた素晴らしい夜を湯河原で過ごしてきました。


posted by strauss at 21:32| Comment(4) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月25日

俳句の時間

今夜は俳句の日

*先ずは最高点句

○前だれの褪せし地蔵や鰯雲

*先生の選句

秋柳纏足沓の花刺繍(特)

母てふ大樹に集ふ曼珠沙華(特)

○胡同(フートン)の路地幅狭し萩の秋

置き去りのボールが一つ敬老日

かなかなやひとつ別れを告げにけり

助かりし命一すじくもの糸

○探しもの見つからぬまま蛇穴に入る

ゆく夏とすれ違うなり交差点(特)✓

ゼンマイの切れるがごとし秋の蝉(特)✓

御仏の指先丸ろし萩の花

再会の頑な揺るる秋扇

雪洞の淡きあかりや風の盆✓

黄昏の秋色せまる駅で待つ

○花蕎麦のほのかに白し里のくれ

○高層の手摺りに降りし夜露かな

どの草の名前も知らず大花野(特)
(○は私の選句)

古い形のものの中にどのように新しい息を吹き込むかという先生のお話あり。
「前だれ・・・」の句はきれいだけれどいかにも昔の形。比べて
「御仏の・・・」
には美的センスが感じられる。
全体的にはもう少し冒険してもいいのではと言われる。

今夜は二句特選にして頂きました。
そして、私の句はシャープさがあって男っぽいとのこと。
そうかな・・・。
(✓を入れたのが私の句)
ただ、今回は見たまま感じたままで、全く深くかんがえていなかったので、ストレートだったのかもしれません。
そこそこ点数も頂いたので励みになりました。
ここのところちょっと他の事に気を取られていたので、まじめにやっていませんでしたが、
あた新たな気持ちで続けていこうと思います。

句会が終わってからいつものお店に寄って皆さんのお話を聞く時間がまた楽しくて。
月に一度のこの時間、大切にしたいものです。



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2009年08月07日

七月の句会

今回は先生からの感想、指摘を中心に。
まずは最高得点句

わだかまり風に流して遠花火

夏野刈る青き匂ひの湧くところ

握りしむ一寸の針極暑かな   (特)

葉の裏に刻をとどめてかたつむり

蓮開く音きく朝の宴かな    (特)


「わだかまり…」
遠花火は距離感がありすぎるとのこと。
「夏野刈る…」
ところ、に再考の余地あり。
時間的な言葉を入れた方がいいかもしれない。
「握りしむ…」
一寸の針とは魔物のようなもの。針より強いものを持ってきた方が良い。
作者は高僧が針を握って生まれてきたという話(今昔物語?)に衝撃を受け、詠んだ句。

次点句

観音の膝美しき夜店かな

・「膝美しき」が、「夜店」という弱い季語で生きてくる。

通り過ぐだけの一村夜店の灯

・こちらは前半で広がったイメージが「夜店」でしぼむ。他の季語の再考を。

分水嶺越えて北向く夏の川

・分水嶺とのバランスから「川」は「河」が良い。

禅寺の異国の僧や夏椿

・これは一点句ですが、この句には夏椿しか季語はないとの言葉。
夏椿は別名婆羅樹(サラノキ)
仏教の聖樹、婆羅双樹に擬せられてこの名がついたと言われています。

今回は作者の心を捉えたことを詠むにあたり、
どんな季語をもってくるかという勉強になりました。
逆もまた。

岡山で白桃を食べたので一句と思いきや、
桃の季語って秋なんですね。
調べてみると夏と思われる季語、
例えば七夕とか中元とか。
植物で言えば朝顔も。
全て秋です。
感覚的にも覚えられない……。
この先入観をなくすのも大切かもしれませんね。
俳句の世界も季節の先取り。
ファッションの世界と通じるものあり、なんて、一緒にしちゃだめですよね。


私の句は写真と一緒に。






posted by strauss at 09:28| Comment(4) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月26日

今夜は句会

今夜は出席者が少なく、
私にとっては先生のお話を聞けてとても実りある句会でした。
習うより慣れろではないですが、
とにかく多くの句に触れ、
季語を覚え、
とにかく読むしかない。
有名な俳人の句はもちろんのこと、他の方の句をいいと思っても、そのように詠めるようになるには気の遠くなるほど時間がかかるんだろう。
そう思いながら続けています。

先生の選句()内は得点

シャワー浴びいさかい一つ流しけり(3)

消しゴムで消せぬ日を抱き蟇(ひきがえる)(3)

手伝いの子の苗まがる田植えかな(1)

紫陽花や受話器は不在告げしまま(2)

山映し雲も映して田植えかな(2)

書に倦みて見やれば重き梅雨の空

風凪いで午睡のあとのシャワーかな(3)

少年のジーンズ褪せて桜桃忌(3)

背くらべは青空の中立葵(2)

母いつも後ろ姿や夏の帯(3)

寡黙なる父の湯上り夕薄暑(2)

iphoneは父の背を越し草茂る(1)


季題にシャワーを頂きましたが、
これが難しかった……。
これは一句あれば良かったので、他の季語の句が並びます。

私の句は
「書に倦みて見やれば重き梅雨の空」
「風凪いで午睡のあとのシャワーかな」
の二句です。
一句目の「見やれば」という言葉が時間切れで推敲しきれませんでした。

私の選句

泰山木香り重たき谷戸の家

玉ねぎの厨に泪小さき幸

母いつも後ろ姿や夏の帯

ささやきは灯に洩れる夏至の夜

消しゴムで消せぬ日を抱き蟇



一句目と四句目は先生の句でした。
泰山木の句は好きだなぁ。
二句目の「小さき幸」は幸と言ってはいけないと先生からの言葉。不幸なら不幸、幸なら幸でそれを他の言葉に置き換えてこそだそうです。
そうか。

今回は特選はありませんでした。
それぞれの句についての先生のお考えを聞くことができて、とても参考になりました。

手探りで、よたよたとついて行ってます。
でも楽しい。


posted by strauss at 23:31| Comment(3) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月29日

菜の花や月は東に日は西に

今夜は句会。
タイトルの俳句はもちろん私の句ではありません。
頂いたおせんべいの包装紙に書いてありました。
京都・蕪村庵のおせんべい。

今日の最高得点は

引き潮の道たどりゆく夏の宿

光景が目に浮かび、余韻が残りました。
(選句)

次点及び特選

遠雷や唇を噛む阿修羅像

同点

竿先に暮色引き寄せ山女釣り
(選句)

他に特選は

饒舌な薔薇に向き合ふ一日かな

山滴り日々の渇きを消しゆきて(選句)

夏あらし風のかたちのみゆる朝

絶望の文字浮かぶ夜髪洗う

下から二句は私の句です。
点数はそれぞれ3点、2点でした。
選んでくれた方がいると嬉しいし、
その上特選になったので、嬉しさも倍増です。

私の選句では前出の三句の他に二句

杜若くぐるに狭きにじり口
(これは男性が詠みました)

はつ夏の空の青さを吸いにけり

先生も仰っていましたが、
季節もいいので、良い句が集まったとのこと。
私も選句は迷いました。
一瞬にしてその光景が浮かぶものを選びましたが、
あとで読み返して、ふわっと匂いが伝わってくるものもあります。
いつものことながら選句も難しく、
いい勉強になります。

今日の私の句は他に点数が入ったのも入らなかったのもあったのですが、季語がふたつ入っていたりしました。
これには初心者の私は気をつけなければと肝に銘じました。
まず季語をひとつでも多く覚えること。

句会の楽しみには他の方のお話を聞けるというのもあります。
本当に皆さんいろんなことに詳しくて。

下手でも何でも一日一句。
それができたらなぁ……。





posted by strauss at 23:08| Comment(4) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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